「危険です!ヒートショックと冬の脱水』
これから年末に向けて、寒さも加速してきますが、冬の寒さと乾燥は、高齢の方の身体に大きな負担がかかります。
まず気をつけたいのが「ヒートショック」です。
「ヒートショック」とは、温度の急変によって体がダメージを受けることで、 急激な温度変化によって血圧・脈拍が刺激されることで起こります。寒い脱衣所から、熱い湯船に移動した時などは特に特に気をつけましょう。
入浴の際には、①脱衣室を温めておく②お風呂の温度をぬるめに設定する
といった工夫をしたり、また、部屋を移動する際は、各部屋の温度差をできるだけなくすように心がけましょう。
そして脱水にも注意が必要です。脱水症状は夏に起こるというイメージがあるかもしれませんが、冬にも脱水症状は起こります。冬の乾燥した空気に加えて、暖房器具の使用などが高齢者の皮膚や粘膜、さらに呼気からもゆっくりと水分を奪っていきます。そのため、しっかりと水分補給をすることが大切です。
また、皮膚から水分が失われるのを防ぐために加湿器の使用も効果的です。
快適に、健康に冬を乗り切りましょう!